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2007年01月29日(月)更新

映画「硫黄島からの手紙」に感動して‥‥

映画「硫黄島からの手紙」を観て感動した私は、どうしても前作の「父親からの星条旗」を観たい衝動にかられて、渋谷の映画館まで行ってきました。

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硫黄島の戦いを、日米双方の立場から観ることで、戦争の愚かさを改めて痛感しました。
クリント・イーストウッド監督って、本当に偉大な人なんですねぇ。

この「父親たちの星条旗」という映画、もう上映されていなかと思ったら、渋谷の映画館で夜1回だけですが、上映されていてよかったです。

この2作品を観た私は、硫黄島総指揮官だった栗林中将のことや、この激戦地で戦った日本兵のことがもっと知りたくなって、2冊の単行本を購入しました。

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本土防衛の最前線となった硫黄島、水も食料も弾も尽き、凄惨な戦場と化したこの場所で、戦力がはるかに劣る日本兵がなぜ戦えたのか、知りたかったからです。

「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」は、栗林中将の生き方、考え方を通じて、日本人の本質を描いています。
「栗林は、軍人の妻として夫の名を汚さぬように生きよとは言い残さなかった。むしろ
逆のことを、硫黄島からの手紙で伝えている。(中略)
なおこれから先、世間普通の見栄とか外聞とかに余り屈託せず、自分独自の立場で
信念をもってやっていくことが肝心です。」~以上、エピローグより~

一方、津本陽著の「名をこそ惜しめ 硫黄島 魂の記録」は、絶海の孤島の激戦地で、なぜ日本兵は戦い続けることができ、米軍に大打撃を与えることができたのか。
様々な記録から実証していく、読み応えのある一冊です。

映画や本での硫黄島での戦いを通じて、日本人の精神や生き方にふれ、改めて、日本人としての誇りを持ち続けることの大切さ、命の尊さを実感しました。
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