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2007年01月22日(月)更新

「硫黄島からの手紙」を観て

先週末、遅ればせながら、「硫黄島からの手紙」を観に行ってきました。

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「この映画を観てどう感じましたか?」と聞かれると、言葉に困ってしまいます。

たぶん、この作品のメッセージは、戦争に勝った、負けたではなく、戦争の悲惨さ、愚かさをリアルに伝えたかった、「反戦映画」なんだと思います。

すごいことは、この映画は、日本人でなくアメリカ人が作ったという事実。
よくぞ、敵国である日本の立場で作ってくれたと思います。

2部作の第1部、「父親たちの星条旗」を観なかったのが悔やまれます。

この映画に中で、渡辺謙が扮する栗林中将の言葉に、
「我々の子供らが、日本で一日でも長く安泰に暮らせるなら、我々がこの島を守る一日には、意味があるんです。」という言葉。

アメリカ側が、5日で陥落すると思っていた硫黄島を、なんと36日間も守り続けたんだそうです。

今こうして、私たちが当たり前に暮らせるのは、戦争で戦い、命を落とした人たちが沢山いるという事実を改めて知ってもらうためにも、一人でも多くの日本人に観てもらいたいと思いました。

クリント・イーストウッド監督には、アカデミー賞より、ノーベル平和賞がふさわしいと思うのは、私だけでしょうか。

本来、日本人が作るべき映画を作ってくれた、クリント・イーストウッド監督には、心から敬意を表したいと思います。

素晴らしい作品を、ありがとうございました。

皆さんも、この機会に、映画館に足を運んで、ぜひご覧になってみてください。
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